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長男が我が家から巣立っていき1週間が経った。
巣立つまでは「まあ、元気でやれよ」なんて
気軽に考えていたんだけれども、長男がいなくなった途端に、
何をするにも結構どっかりと疲れやすくなって。
なんだ。どういうことだ。
そうは言っても、こちらはこちらで通常の生活が繋がっており、
長女も次男もすくすくと毎日を味わって生きている。
そして私もその中にこっそりと混じり、しっかりと笑い倒して生活していて。
落ち込む事案もないし、生活が辛い訳でもなくて。
なのに。なのに、少しだけしんどい。
私の身体に何が起きているのだろうか。
![f:id:ka_tubo:20200708165305p:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/ka_tubo/20200708/20200708165305.png)
「身体を半分に裂かれたように」死ぬまでに一度は
言ってみたいフレーズと思うけれど、今回は全然そんな感じは、しない。
むしろ、「私が分裂して、同時進行で世界のどこかで生きている」様な、
常に脳みそが強制的に動かされている様な感じがする。
夕飯を作り、長女と次男とその日あった事を話しながら身を捩って大笑いする。
そして顔を上げる時には「あいつは今日何を食べたんだろう」
試合を応援しながら「寒くないか?長男」と
字幕のテロップのようにすーっ・・・と脳に流れてくるのだ。
きっと、長女だって次男だって口には出さないが、そうなのだろう。
消しても消しても頭によぎる【我が家にいない長男】。
【子離れの葛藤】
もう少し経過を見ないと判らないが、きっとこれなのだと思っている。
自分で意外だと思った。
私自身、あまり人に執着する事もなく、
子育てに「持論」という程のものはないが、
「親兄弟でも1人の個体。相手を理解する努力を。分かって欲しければ行動を」
それだけを子育てテーマとしてきた。
大人だから、子供だからと主語を大きくせずに、
私個人と 子供一人一人との共同生活の様に育ててきた。
なので、順当に長男から巣立っていく事は理解してきたつもりだったし
翌年は長女、そして最後に次男となり最後は私が一人残り、振出しに戻る。
そらそうだろ、としか思っていなかった。
年子で産んだのだから、それこそ毎年、ひとりづつ我が家から
巣立っていく想定なんか、嫌という程していた。
それがである。
しっかりと気になって心を持っていかれてしまい
【綺麗事ばかり言っていた癖に、子離れ出来ねえってか、おい】
と連日惑っている。
![f:id:ka_tubo:20200708165305p:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/ka_tubo/20200708/20200708165305.png)
参ったなあ。
しっかり母ちゃんなんかじゃ、ないじゃん。私。
こんな喪失感、来年も、また翌年も味わうのか・・・。
正直、「子育て終了」「手が離れた」と安堵しているが
自分自身の満たし方を忘れてしまっている事に気づき、焦っている。
このままじゃやばい。
せっかく子離れの試練を長男が教えてくれたのだ。
長女と次男との残り少ない生活を満喫し、
そして満タンの笑顔で送り出せるように、
今から【私の人生】を探しておかなくては、と思う。
2020/04