【日常】2023年10月

2023年 10月22日 日曜日

良く晴れた休日の朝。とても気持ちよく目が覚める。
なかなか寝付けない性分なので、いつも無理矢理の様に「眠くなれ眠くなれ」と
儀式かの様に目を閉じるのだけれど、休みの前日は「眠くなる」まで耐え、
ことん、と意識が落ちるのを待つ。これが何よりの楽しみで、昨夜もそうだった。

「翌日はお昼頃まで寝てやるぞ!」そう意気込んで眠りに落ちたのだが
ちゃんと朝には目が覚めてしまい、妙にがっかりとする。
せっかく誰にも起こされなくなったというのに【いい年】になると、
眠るのにも体力がいるのか・・・?それともここ十数年の週末を、子の部活だの学校だのと
動き回ったから身体が慣れてしまったのか・・・?
どちらにせよ眠り続けてみたかったな。若い頃の様に。

次男は4月から社会人デビュー、現在は我が家から仕事に出かけている。
休日も勤務時間も不規則なので、平日仕事をする私の横でオンラインゲームをしていたり、
今日の様に次男が仕事に出て私が一人のんびり休んでいる日もある。

長女が今夏に彼氏と同棲を始めたことによって、
我が家も自動的に私と次男の絶賛二人暮らしがスタートする事となった訳で。
話しかけると答えてくれるが、自分からはなかなか話しかけて来ることのない次男。
根はとても明るいのだが、言葉を最小限に端的に伝える癖みたいなものがあるので
家は確実に静けさに包まれる。
【静かな我が家】。そんな生活は想像ができなかったが、同時に楽しみでもあった。

ところが、である。

始まってみると、なんかいい感じで。

平日の夕方は仕事を終えてゆっくりと夕飯を作り始め、出来たら私は一人で晩酌を。
この頃に次男が帰宅してお風呂へ。上がると吞んでいる私の横に座り、ポソリ、ポソリと
その日あった事を話しつつ食べ始める。
それを眺めて吞む(突っ込む、笑う、踊る)私。

食事を終えると、オンラインゲームをする次男とパソコンで動画を楽しむ私。
熱いコーヒーを片手に、別々に楽しんでいる感じで、
すんなりと邪魔されずに流れていく感じが妙に心地良い。

たまにどっちかが噴出して笑ったりしてもノー突っ込みで、ノータッチ。
静かなのにお互い「あ、いるな」って感じで、どちらの空気も乱さない感じがすごく良いじゃん。
こんな大人っぽい生活になるのかー、と思った(48歳)。

長女のいた頃の【好きなだけ喋りあって発散】みたいな生活や、
長男帰省の時の【一回笑い始めたら笑いっぱなし】みたいな生活も、どれもすごく良い。
多分選べないし、選ぶ必要もないと思う。みんな個性豊かに育った証拠だもの。
全員集まった時の、ごちゃごちゃした空気も、うちにしか流れない宝物だと思っている。


最近よく思うのだけれど必死でこなしてきた【子育て】が終わったその途端
マッハで【答え合わせ】が始まるの、なんなんだろう良く出来てるよなこのシステム。

子供が嬉しい時や困った時、周りをどう見ているか、どう決心するか。どんな美学や誇りがあるか。
そこにもう私の立ち入る出番はないはず。ただ「私の育児の答え合わせ」として
見守る事しかしてやれないんだろうな。
間違っていた時の、親としてのけじめを持つ覚悟だけは持っておかないと。
怖ええー。そんな日が来ないように祈るしかないな。

そんな事をのんびり思った休日の朝でした。コーヒーが美味しい!!








かーつぼ

女。過去の写真は半笑いのものしかありません。
得意顔は、半笑い。人生も、そんな感じで生きてきました。

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