【日常】 8月1日~8月1日

2021/08/01(日)

8月に突入ですか。はっやい。

オリンピックもしっかり進んでいて、毎日応援に勤しんでいます。
選手の皆さん本当に凄いですね。トップアスリートともなれば当たり前なのかもしれないけれど、ここぞのここぞでしっかりと全力を出し切れるその精神力のタフさにどの競技も絶叫号泣。

「あれまあ立派になって!」と勝手に母親目線でオヨヨ涙している横で、子供達から「あなた関係ないやろに」と笑われています。お陰でというのか何なのか、運動してみたい気になって家中の家事を、それはもう早送りの様にわしわしとし始めました。セルフタイムアタック。

はた目には完璧に発作起こしたやばいババアですが、「私だってアスリートに」と燃えているので構っちゃいられません。勢い余って「飲む飲む」言って飲まない次男のプロテインや、投げっぱなしの長女のヘアゴムやらをわっしゃあ!と捨ててしまいましたが、アスリート主婦になる為には仕方のない犠牲です。

子供達は夏休みに入りました。
長女は3年生なので部活は引退です。けれど夏休みも夢の進路へ向けてまだまだ忙しそう。
次男もがっつりしっかりと部活があります。みんな頑張れ!

お弁当もある日とない日と。

朝から2時までだったり、夕方までがっつり!だったりみたいな感じなので、
マネージャーよろしく「明日はしっかり弁当ね!(キリッ)」と長女が尻を叩いてくれています。
頼もしいってもんです。

今のところ、テレビ見て泣き叫んで、捨てちゃいけないもの捨てて、スケジュール教えて貰っているだけです。

ババア、頑張ります。ババアでも金!(いるか?)

【あれやこれや】夏のごはん。湯気から逃げる。

夏のご飯に湯気はいらない

 

しっかり夏よね。暑いのはもう飽きたよ。

 

しっかりババアなもんで、汗もすかっと出てくれない。
お風呂上りからじわじわ。ご飯作ってはじわじわ。なんというか、
もっとこう【かっぱーん!】と開いてくれないものか。毛穴よ。

しっとりじんわりと滲み出るようにしか出ない、まるで塩をまぶされたきゅうりか、て。
OKそこまでだ。もう充分。少しづつ水分を絞り出す漬物たちの気持ちは、判り過ぎる程に理解できた。

それに比べて。我が子達の、キラキラした汗がとても眩しくて美しいこと。若さ故なのだろうか。
自分の若い頃を思い出してみるが、あんなサラサラとした、弾くような汗をかいた覚えがない。

 

産まれた時から【おうち大好きインドアリスペクト派】だったしなあ。
おませなラッパー風に言ってみたが、夏は「汗をかくとべとつくから」冬は「凍えると肩がこるから」
なんだかんだで空調の効いた室内にいるのがデフォの身体を作り上げてしまった。

だもんで、この時期になると外に出た途端に表情筋は死に、呼吸するたびに入ってくる熱風に
吐きそうになってしまう。さながら昭和アニメの日傘必須のワンピース病弱少女。
実際は茹だこのように赤黒い顔をした無表情ババア。
相当怖いと思う。うるさい。

 

そんな体たらくなので、必然的に家の中でも冷たい食べ物を求めて、
毎日の食卓テーマは「湯気が出ない美味しいもの」に限られてくる。
日中に家事をして汗をかくついでに火を使っておかずを作り、夜まで冷蔵庫でスタンバイして頂く。

 

豆ごはんさんにも炊き立てであろうが、しっかりと冷え冷えに化けて頂いて。

カットトマトさんには問答無用で、食べる前に冷凍庫に入って頂く。

焼き浸し茄子さんには、「冷えてないと食べてあげない」と無慈悲な通達を出す。

それでも出来立ての物を一品付けるとなると、熱々のお味噌汁に

これくらいでご勘弁いただきたい。キッチンで15分以上格闘できない。

子供達が「めっちゃ美味しい」と食べてくれる事に甘えまくる。
なんでもお腹いっぱい食べてくれるから助かるよ。ありがとうね。

今思ったけれど、全部「日本酒に合う絶品おかず」じゃないか(わざとらしい)

夏は特に野菜がさっぱりと美味しく感じる。そら呑んじゃうよね。かぺかぺと。

これは焼酎のロック。

夏っていいよね。最高。(どの口が)

出来れば10月くらいまで、おうちの中で涼しく過ごしていたいかーつぼでした。

【日常】 7月9日 ~ 7月12日

2021/07/12(月)

 

今回の水害が近所のあちらこちらで出ている。

あれだけの豪雨だから、無事では済まないと思う。自然の中に生命を貰っている中、
私たち人類に、施す術はなかったと思う。

あの日から出会う人出会う人、近所の人と無事かと確認挨拶を繰り返し、
ホッとしたのも束の間、親戚宅が冠水して後始末に追われていると連絡が入った。

子供達に話すと即決即断で「せめてもの足しになるのなら、汗かきまくろうよ!」と返ってきて、
思わず手を伸ばして握手してしまった。(なぜだろう)   この子達、素敵だな、と思った。

駆けつけたはいいものの作業自体は然程でもなく、大変感謝されてしまい、かえって恐縮だった。
帰る時には「荷物になるけれど持って帰って」と持たされた

野菜・野菜・野菜。
(ナス・ピーマン・キャベツ・レタス・ジャガイモ・とうもろこし・大葉・きゅうり・かぼちゃ・オクラ・トマト(大・プチ))

なんだかこちらが申し訳なくなる程の量を頂いてしまった。ごめんなさい。

せっかく頂いたのに、傷ませるのは人でなしの所業じゃ!と慌てて帰り、心配をかけたご近所さんへお裾分けをし、
我が家では冷凍して保存するべく調理した。

 

 

取り急ぎ出来たもの達。

 

出来たのはここまで。夕飯でしこたま舌鼓を打ち、たらふく頂いた後はジップロックなどで冷凍して、
お弁当や急ぎの食卓で食べつくそうと画策しています。

とうもろこしを1本かぶりついた!幸せ絶頂でした。

塩加減をググって茹でたので、失敗しなくてほんと良かった!

子供達もおかわりしてお腹いっぱい頂きました。本当に美味しい夏野菜をごちそうさまでした。

年々、気象は荒れる模様。
大切な人たちを守れるだけの知識と行動力、度胸と思い切りを付けるには。
そんな事を考えました。

2021/07/09(金)

 

恐ろしかった雨も少しづつ収まり、ワンワン騒がしかった防災放送なども止んできた。
昨日の時点で、翌日の学校が早々に休み決定しているので、昨日は買い込んだ食糧で
パーっとお腹いっぱいになりましょうや!とリクエストに応えて
チラシ寿司とお刺身でひんやりさっぱりと頂きました。

夏はどうしてもご飯から立ち上るホカホカの湯気に勝てる気がしない。
麺ばかりでも夏バテしそうだし、冷たい食事も続けばなんだか心配。

夏に勝てそうないいがっつりメニューないかな。
皆さん良かったらコメントで教えて下さいね。

 

食事の後は、雨の音が怖くない様に大きめの音で映画を観たりして。
子供達と感想を言い合いながら見る恋愛映画。新鮮で面白かったです。
私がとっくに忘れていた【若さの視点】で見ているんだなとニヤニヤして観ていたら

「これだからババアは!集中しろ!」としっかり突っ込まれました。

 

ババアはな、若い子のあざとい気の引き方なんてお見通しだっつの!
こんなもん、落ちる男がバ(ごほんごほん

 

ハラハラした週末だけれど、こんな日こそ家族で騒げることに全力で感謝したいと思います。

 

 

 

【日常】6月19日~6月24日

2021/06/24(木)

おっさんの文章には「!」が多用されているという動画を見て、
私も良く使うので、へえと思った。
何気に便利なんだよね。急いでいる感じとか、勢いみたいなのを伝える時には。

別にオヤジ臭いと思われて構わないのだが、面白かったのはこの話がひっくり返って
【「!」を多用する人はおっさん】という、立派なレッテルが出来上がっていた事だ。

最近多くないか? この無理やりなレッテル作り。

  • おっさんの文章には「!」が多用されている
  • 「!」を多用する人はおっさん

似ているけれど、全然意味が違うだろう。
左←は事実。右→は個人の感想。

「喫煙者は頭がおかしい」とみんなが言い出したとして。
すでに言ってる人はいるけれど。

これは返すと「頭がおかしいから喫煙者」となるのか。下手したら
「頭がおかしそうだから、喫煙者のはず」と?

んなばかな。
ここまでくると、事実さえ入っちゃいない。

こんな暴論が良くみられるようになって辛いのは、
言われた側に弁解の仕様がない事だと思う。
そもそも、勝手に勘違いして決めつけてくる奴に弁解が必要なのかも問題だが、
この流れでよく見られるのは「じゃあ、証拠を見せろ」だ。

なんの ために

よく考えて欲しい。見ず知らずの他人に、セコセコとありもしない身の潔白に
時間を割く訳がないでしょう。
何度も言うが、当事者からしたら「お前は誰だ」でしかない他人なのだから。

黙っていれば「認めた」。
個人情報を差し出さなければ「納得しない」。

怖い怖い、なんですかそれ。神様にでもなったつもり?と叫びたくなってしまう。

【言いがかりのレッテル】

この手法は、新聞でもテレビでも良く目にする。
こんな厄介な事にならない為に、自分でも文章の読み間違いをしない、されない様に
気を付けなければと思った日。

さて、呑むぞー!!!!!!!!!!!!!!!!

2021/06/22(火)

ここしばらくの間「辞めたい」と言い出して部活を休んでいた子がいたのだが、
昨日、吹っ切れたのか久しぶりに参加して頑張っていた。
迎えに行った時に、モジモジと照れ臭そうにしていたので、思わずハグしてしまった。

恋愛・坊主・休日や時間がない・バイトしたい・結果が出ない・自信がない・・・

全員が、と言ってもいい程に同じ悩みを抱えているんだよね。
我が家の3人も何度も【逃げたくなっては立ち止まって】の繰り返しだった。

その親子に言った。
「ずるくてもいいから。休みながらでもいいから一緒にやろう。最後にみんなで笑おう。」

【最後まで続ける】これが一番難しい事なんだよなあ。
大人でも、本当に難しい事を、みんな頑張っていて凄い!

なんだか子供達から元気を貰った日でした。

2021/06/20(日)

今日は子供の野球の試合。

集合時間は驚くほど早い時間ではなかったので、ゆっくりとおにぎりを握る。
今日の具は昆布・梅・混ぜワカメ。自分の分も入れて3人分。量は減ったとはいえ、
せっせこせっせこ握るこのおにぎり。試合の内容によって味が変わると
子ど達は言うが、今日のお昼にはどんな味がするのだろうか。

結果は惨敗のコールドゲーム。ただ、強豪校との対戦に、
意気地をしっかりと見せて、食らいつく姿に「今を精一杯味わっている」
みんなが私には凄く羨ましくて、そして眩しかった。

帰り道に晩ご飯の話になり、「ばて過ぎて食欲がない」という我が子2人。
リクエストはまさかの【カップ焼きそば】 ま。まじか。余程くたびれたのだろう。

「ちょっと待っててな」

近くのスーパーへ寄り、これを買って帰った。


正解だったようで、食べながら「うますぎる!血が動く―!」と試合内容を語り合う二人に
【疲れたら生肉を食え】という、昔漫画で見たセリフを思い出した。
お疲れ様。2人とも最後までよく頑張りました。

2021/06/19 (土)

夕飯を作りつつ、スマホでyoutubeで中森明菜をリストで流し続けていた。
『サザン・ウィンド』『ミ・アモーレ』『AL-MAUJ』など、
ランダムに流れる明菜ちゃんワールドにどっぷり浸かりながら
腰を振りつつスライスきゅうりに塩を振りかけ、ロングシャウトしていた所
『BLOND』が流れ始めた。おっと。これはどんな歌い出しだったっけ?

聞きながら様子を見ていたら、次男がひょこひょことキッチンに来て

「なに!この曲かっこいいじゃん!」

と、自分のスマホにダウンロードしていた。でーしょーっ!?
でしょでしょでしょ!と興奮して一緒に聞いた。

時代を超えたよ。明菜ちゃん。そうだよ!いいものは何時だって輝くんだ!
見てる?明菜ちゃん。きゅうり絞るの忘れて漬物みたいになったよ!


2021/06/19(土)

実家からもらった貰った野菜がまだまだある。
舞い上がって焼いたり煮込んだりと色々作り溜めている。
冷蔵庫の野菜室がパンパンだと、安心感が鬼の様にある。

自分の食事だと興味がないのでいい加減にしがちな野菜メニューだが、
子供達に限っては、たらふく食べさせるようにしている。
お告げなのかなんなのか(誰の)、うっかり野菜が少ない生活が続くと
必ずと言っていい程に、子どもが風邪をひいて熱を出すからだ。

ふうふう、と熱が出て弱々しい我が子に「私のせいだ・・・」という
後悔と謝罪。たまらないものがある。
それと、まるでお天道様に「見てないとでも思ったか!たわけが!」と
げんこつを貰う様な、あのいたたまれない感じ。

子どもを思う母の愛、というよりは、私個人が
「後悔したくない」のと、「母(私)のおかげで元気なんやぞ!」と威張る為
こんな汚れた一心で今夜も野菜に手を掛けるのである。

これは以前の大根の間引き菜。
今回は小松菜・玉ねぎ・人参・大根・キャベツ・きゅうり・なす・青梗菜。

昨日は天ぷら大会。その前は中華丼。

今夜は、小松菜のごま和えと大根きゅうりサラダに、玉ねぎとわかめのお味噌汁の予定。

ついでにささみチーズカツでも揚げようかな
(ついでが逆になってきました)

【あれやこれや】 我が家の食事事情

先日、Twitterで質問を募集したら

 こんな質問を頂きました!初質問です!

わーいわーい!嬉しい!

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隠れファンですって!なんて嬉しい一言を添えて下さっているんでしょうか。

感激で漏らしてます。

気を遣わせてしまったのではないでしょうか。きっとそうです。

すみません。ありがとうございます。

初めての質問。しっかりお答えします!

 目次

かーつぼの好きなお酒

最近は安ければ基本何でも飲みます。

苦手と言ったら、すごく甘いもの?は苦手です。

最近は毎日飲むこともないので、翌日に予定がない夜に

缶ビール・発泡酒・第3のビールを1~2本程度。

お財布と相談しています。可愛いでしょ?(誰に聞いてますか) 

飲んでも変化はほとんどないのですが、

素面の時でも「呑んでる?」と言われるので

呑んでも呑まなくてもバカなのだと思われます。

みんなで集まっての時などは、気合を入れてがっつり頂きます。

飲むほどに会話が増えて、楽しいですよね。飲み会は大好きです。

あと「ザル」とは良く言ったものです。

お父ちゃん方と飲み比べて、負けた記憶は今のところありません。

私の母親が酒豪だったので、遺伝だと思います。

初めて飲んだ時に、飲んでも飲んでもトイレに行くだけで

酔わない事に気が付きました。

あまり身体には良くないのでしょうね。気を付けます。はい。 

ちなみに今までの最高は、やけ酒でビールを9リットル飲みました。

 何があったんでしょう。

・・・何かがあったんです。きっと。

かーつぼの好きなおつまみ

昔は揚げ物などのカロリーお化けが定番でした。

最近は、漬物や乾物、魚介が好きです。

 スナック菓子は、昔から食べません。

あ、でも燻製されたチーズ加工食品なんかは好きです。

おすすめおつまみ

そういえば、今年の夏から子供達がはまっている

おつまみにピッタリのお漬物があるので紹介します!

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【きゅうりのしそワサビ漬け】

これが、いいおつまみになるんです。

仕上がりまで10分あれば、出来上がっちゃいます。

■ きゅうり・・・2~3本
■ 青じそチューブ・・・3センチ
■ ワサビチューブ・・・3センチ
■ 塩・・・小さじ1
■ 醤油・・・大さじ1
■ 顆粒だし・・・適量 

○ きゅうりを好みの薄切りに。 

○ 切ったら、ポリ袋にイン 

○ そこに、■マークを全部ぶっこむ。 

○ 揉んで、なじませる。 

○ ポリ袋の空気を抜いて冷蔵庫へ 

○ 10分待ったら取り出して食べまくる。 です。  

 きゅうりから出る水分は、残念ながら飲めませんがそのまま漬け込んでも大丈夫です。 

2日目では濃く漬かって、追いしそワサビをするとさらに美味しいです。

 毎回これを、無表情でポリポリ齧っては、ビールを流し込んだりしていました。   

えっと。これで大丈夫なのかな?なんか、回答になっているのか不安ですが・・・。

【あれやこれや】忘れられない炊き込みご飯

自分の作った料理が好きだ。

自分の作った料理が好きだ。

性格が雑なので、盛り付けも適当だし、

煮汁がお皿に跳ねていたって気にしない(気にしろ)

でも、味は最高なんだよ。

実はね、私のおばあちゃんの味なんだ。

私は小学校5年生の頃から料理を始めた。

その頃の私の両親は仕事が忙しかったから、朝に私を起こしたら すぐに出勤して、

帰りは夕飯が出来上がったころに帰宅するような生活だった。

学校から帰ると私は、外で友達と遊び

家に帰ると、おばあちゃんがもやしのひげを取っていたり

おでんを仕込んだりしていたものだった。

毎日、玄関を入るといい匂いが届いてきて

「あ!今日は煮魚だ!」

出てくるおかずはどれもこれも美味しくて、

毎晩の献立が、すごく楽しみだったのを覚えている。

「かーつぼちゃんも、してみる?」

ある日、おばあちゃんにそう言われて

何も考えずに晩御飯づくりのお手伝いをする日が始まった。

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玉子の割り方を工夫したり、米を研ぐときは反時計回り

(右利きの場合ね)の方が米が跳ねないんだ!みたいな事を

発見して、毎日ワクワクして過ごしていたのを覚えている。

野菜の皮むきは、その頃ピーラーなんてなかったから包丁で

ゆっくり、ゆっくりと少しづつ。

ぶきっちょな剥き残しがあっても、おばあちゃんが隣で

直してくれた。

包丁が使えるようになると、料理に合わせた薄さや長さを教えてもらった。

いつもの工程はおばあちゃんが少し切った後、「残りよろしくね」と

私にバトンタッチだ。

面白いのは、おばあちゃんは私が包丁と格闘している間、

横でじっと付いて見ずに、お鍋の様子を見に行ったり

お皿を片したり離れては、時々見に戻って来てくれていた事。

私は一人で、見よう見まねで野菜を切り、決しておばあちゃんと

同じように切れていないにも関わらず、

任されたような気分になり、得意げだった気がする。

大人になった今なら判るけれど、

小学生のぎこちない包丁さばきに

口を出さずにいるなんて、出来ないんじゃないかな。

怖いってなもんじゃない。心臓に悪いよ。

だからきっとおばあちゃんも、大人ぶって切る私の事を

ハラハラしながら横目で確認してくれていたと思う。

 そんな毎日が過ぎ、私が中学校に上がる頃には

魚を簡単だけれど捌き、揚げものに合わせて

温度の調節も出来る様になった。

部活やら、友達との付き合いやらで忙しくなったけれど

ゆっくりとした週末なんかに、二人で座って栗を剥き

「栗ご飯のお水はね、海くらいのしょっぱさ」

塩を入れては何度も味見をしたりして

時々、そうしておばあちゃんと晩ご飯を作ったりしていた。

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高校、就職となると家を出て、寮や一人暮らしをするようになったんだけれど、

自炊しなければ!と意気込むものの、【自分一人分だけの煮炊き】が

どれだけかも見当がつかず、余る程作ってしまい、よく困った。

なにより、常に「こんな味だったっけ?」と思いながら

自分の料理を食べていたと思う。

一人で食べる作業がつまらなく味気なかったのもあるが、

ちょんぼり作る料理より、たくさん作っただけ美味しく出来上がる!

を肌で実感したのだった。

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2年ほど経ち、仕事にも慣れたある日。

実家から電話が入った。

「おばあちゃんがね、癌で・・・

治療が尽きたから、連れて帰って自宅で看取るから」

私は、呼吸を整えるので精いっぱいだった。 

 何言ってんだ?おばあちゃんまだ70歳じゃん。

私が知らなかっただけで、おばあちゃんは

長い事、手術や治療で入退院を繰り返していたという。

翌月、私はアパートを引き払い、実家に戻った。

死なせないよ。私が死なせない。

実家に向かう車を運転しながら、拭いても拭いても涙が落ちてきた。

実家に戻った私に

「かーつぼちゃん、おかえり」

そう言って笑うおばあちゃんに、拍子抜けした。

冗談でからかわれたのかと。笑いたかったな。

でもそうじゃなかったみたい。泣きたくなった。

顔こそふっくらしているが、手や足は痩せて

細くなっちゃっているし、少し歩いては息切れをしていて。

姉と交代で、身体をさすったり拭いたり、

綺麗好きなおばあちゃんが気になっている、家の掃除をやった。

おばあちゃんの隣で、床の間用の花を口伝いで活けては

不細工な出来上がりにみんなで笑ったりもした。

下のお世話なんかは平気だったけれど、食事が難しかったの。

 消化が弱っているから、出来るだけすりつぶしたり

溶かしたりしたんだけれど、味がなかなか決まらないんだこれが。

おだしの配分を変えたりして、出来るだけ美味しく食べて

もらいたかったんだけれど、試行錯誤の繰り返しだった。

驚いたのは時々

「どん兵衛っていうの?あれ食べたい」

なんて無茶言うの。

赤ちゃんのお茶碗くらいしか食べられないけれど、満足げに

「若い頃にあったら、毎日食べたいわね」と笑ったりしていた。

 ハイカラなおばあちゃんだ。

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 いつものようにおばあちゃんに

 「今日は何が食べたい?」と聞くと

「そうね、かーつぼちゃんの炊き込みご飯が食べたいわ」

 と言われた。

一瞬、「げ、まじか」と思った。炊き込みご飯は、

今まで一度も良くできたねって言われた事が無かったから。

余談だが、うちのおばあちゃんは関東からお嫁に来て

実家は大層な家系だったみたいで、お嬢様として育ってきたらしいの。

宿題で戦争の体験談を聞くと

「疎開先で、毎日食べたことないものばかり食べて

大人と遊んで楽しかった」なんて言う人だし、

自分の育ってきた環境に倣って食卓を飾るもんだから

我が家の食事は、小鉢や長皿など凝った食器でわんさかと

旅館の様にお膳立てされていた。

運動会などのお弁当は、何段ものお重箱に

おばあちゃん、私の実母との【嫁姑コンビ】での

力作が詰められており、とても食べ切れなかったのを覚えている。

おばあちゃんは中でも【釜飯】が大好きで、両親が出張に行くと

少し遠回りになってもお土産にお願いするほど、

炊き込みご飯に目が無かった。

だから、おばあちゃんは家でもよく炊き込みご飯を作ってくれた。

お供はいつも、ポテトサラダと漬物にすまし汁。

我が家の【おばあちゃん定食】だ。

関東特有のお醤油の塩気が効いた、

ふんわりと香ばしい【おばあちゃんの炊き込みご飯】・・・。

具の大きさや、ゴボウなどの香りの配分がもう少し・・・と

必ず直されててきた【あの炊き込みご飯】・・・。

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「よーし!今夜は炊き込みご飯!」

腹をくくって、台所に戻る。

作るとなったら仕方がない。

 ありったけの材料を出して、テーブルに広げた。

 鶏肉、乾燥シイタケ、キノコ、ごぼう。

かまぼこや油揚げ、にんじん。

どう作ったかは覚えてないけれど、おばあちゃんに習った通り

これがおばあちゃんにとって、最後の炊き込みご飯に

なるかもしれないと思った記憶がある。

ポテトサラダとすまし汁も作った。

食べ切れないと判っていたが、おばあちゃんのお茶碗にお汁椀。

お気に入りの食器にそれぞれを、しっかりと入れた。

どうせならみんなで食べようと、姉と私のお膳も

おばあちゃんの部屋に運んだ。

「いただきます」

すまし汁を飲んだおばあちゃんは、「ん」とほほ笑んで

炊き込みご飯を、口に入れた。

「はあー、おいしいこと」

そう言って二口目を口にした。

この時点でもう、私は安堵からのガッツポーズなんだけれど(実際にした)

気を遣ってくれたのかな、とも思っていたの。

「いつもと一緒じゃない?」とモリモリたべていた姉に

おばあちゃんがね、言ったの。

「この炊き込みご飯はね、私の味と同じ」

「もうかーつぼちゃんに教える事、なくなっちゃったわねー」

だって。

はしゃいだけれど、台所で片付けしながら

めっちゃ泣いちゃって。スペシャル号泣。

お墨付きが出た事より、もうおばあちゃんと台所に

立つ日はないんだと思いっきり判ったから。

もう裁縫や書道を、教えてと甘えることも出来ないと判ったから。

姉がこそっと「免許皆伝じゃん」って慰めてくれたけれど

この夜は、心の整理がつかなくて眠れなかった。

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おばあちゃんはそれから、眠る日が増えていき

10日後くらいに、家族みんな見守る中で旅立っていった。

私も今では3人も子供を授かって、献立を考えるのに

毎日うんざりとするけれど、お米を研ぐ時だけは

よくおばあちゃんと話をする。頭の中で。

「米を研ぐときは反時計回りね」

「今回の粒、大きいね!これ見て?おばあちゃん」

あと、その日あった事などをつらつらと。

返事は勿論ないけれど、いつも見ていてくれていると

信じている。焦がしたり、噴きこぼしたりと相変わらず

ヤキモキさせているだろうと思う。

あはは。ごめんよ、おばあちゃん。

決して特別な料理も、凝った盛り付けも出来ないけれど

私が習ったメニューは全て特別な【おばあちゃんのご飯】。

だから、私は自分の作った料理が好きだ。

2020/09/24

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